<エンリッチド・エア>とはいくらかの酸素を追加した空気の事です。
つまり、普段皆さんが生活している大気中に含まれる酸素21%に1%でも多く足された空気をエンリッチド・エアと言います。
PADIエンリッチド・エア・ダイバー・コースでは、最高40%までの酸素を含む空気でダイビングが出来る様になります。
一般的には32%や36%でのダイビングが多い為、略語でEANx32(NOAAナイトロックスⅠ) EANx36(NOAAナイトロックスⅡ)とも呼ばれます。結果これらは私達リクリエーションダイビングでの呼び名になっている訳です。目印は黄色と緑の帯に書いてあるステッカーを目にする事になります。
それに対して、<ナイトロックス>とは酸素と窒素の混合ガス全てを言います。
つまり、大気中の空気もナイトロックスと言う事が出来ます。皆さんは既にナイトロックスガスを何十年も吸っていたのです!結果、エンリッチド・エアとナイトロックスは同じ意味あいです。
エンリッチド・エア(ナイトロックス)を選ぶ理由。
通常の空気よりも酸素パーセンテージを高くすることにより、減圧不要限界を延長し空気に比べて非常に長い時間水中世界を楽しめます。 酸素パーセンテージが空気より高いということは窒素が少ないということを意味していますので、「減圧症や窒素酔い」のリスクを軽減できるだけでなく、目的の水深と潜水時間を確保する為に最適なガス選択もコスミックでできるようになります。
ほかにも酸素を追加する事によって身体にやさしい様々な利点が増えます。
例えば、水中で「普段より疲れない!」「ものがはっきり見える!」「寒さを感じない!」「呼吸が楽!」等のメリットがあります。例えば水中写真に興味がある方ならば「真冬の海でも頭はすっきりしていて、マクロ生物の撮影もピントはバッチリ!」と言う、鬼に金棒的なものです。
写真は撮らなくても、キレイな海、沢山のカラフルな魚を目の前にして「もっと潜っていたい!」って誰だって思うでしょ!!その夢を「エンリッチド・エア」が叶えます!
ここまで違う!エンリッチド・エア
例)18mと22mでの通常の空気酸素21%と比較した32%と36%の場合での減圧不要限界
深さ | 一般の空気 | EANX 32% | EANX 36% |
18m | 56分 | 95分 | 125分 |
22m | 37分 | 60分 | 70分 |