コース料金

私達人類は自分たちの生活をより快適にするために、実にたくさんの物を犠牲にしてきました。その代償として深刻な環境問題を引き起こし、生態系に重大なひずみをきたし始めています。この深刻な事態を食い止めるには、少しでも多くの人の理解と協力が必要です。このコースのテーマは海洋環境を守るにはどうすべきかを知ってもらうことです。水中生態系を崩さないために、ダイバーとして守るべき10のマナーを知ることから始めましょう。

イルカやクジラ、ジンベイザメなどと一緒に泳いでみたい…と思ったことがある方も多いのではないでしょうか？そんな生物たちと一緒に泳いで楽しむために身に付けておくと役立つスキルの一つにスキンダイビングがあります。通常のダイビングのようにタンクを背負うのではなく、マスク・スノーケル・フィンのみを使って行う素潜りです。スキンダイビングではタンクを使わないため呼吸の泡が出ないので、泡の音などに敏感な生物に近付いて遊ぶことも可能になります。また、スキンダイビングができるとダイビング間の休憩時間も楽しむことができるようになり、さらに海での楽しみが増しますよ。

海洋環境、特にサンゴ礁を守ることをテーマにしたコースです。世界のサンゴ礁が直面している重大な危機を知り、サンゴ礁がどのように機能していて何が理由で弱っているか、なぜそれほどまでに重要かを理解することができます。またサンゴ礁を見たり、そこで遊んだりする際の正しい関わり方について基本的な知識を身に付けることができます。このコースを通じて私がサンゴを守る為にはどのようにしたら良いかを具体的に考え、行動できるようになります。

ナチュラリストコースは水中生物の知識から接し方、危険な生物に対する認識など、様々な海洋生物について学べるコースです。このコースを受講すると、それまでのファンダイブでは気付かなかった小さな生物たちのたくましさや不思議な生態も再発見でき、潜るごとにダイビングの奥の深さに魅了されてゆきます。もちろん水中生物を傷付けないフィンワークや姿勢など、ナチュラリストとしてのダイビングテクニックもしっかり学べます。共生関係や捕食者／餌の関係なども観察できるようになります。

ピーク・パフォーマンスとは水中で浮きも沈みもしない「中性浮力」のことです。中性浮力が完璧にとれていると体のコントロールがきかずにドンドン沈んでしまったり、水深5ｍで安全停止をするはずがいつの間にか浮上していた…という様なことがなくなり、マナーや安全面が大いに向上します。さらに魚を観察するにも水中写真を撮るにも水中でピタッと止まれて行動したいことが思いのままできるようになったり、呼吸のみで深度の微調整をするホバリングができるようになります。タンクやスーツの種類によってウエイト量を調整する知識から、BCDや肺の呼吸をコントロールして中性浮力がきちんととれるまでのテクニックを磨きます。

ダイビングポイントは岸からすぐの所もあれば、ボートで数分あるいは数十分移動する場所もあります。しかし、リゾートでのダイビングスタイルの場合、ボートで移動することがほとんどです。ボートといっても和船・クルーザー・ゴムボートとタイプによってその使い方は様々で、ビーチエントリーしか経験のないダイバーがいきなりボートダイビングをしようとしてもボート上で慌てたり、手間取ってしまうケースが多くあります。そのような事がないようにこのコースでは快適なボートダイビングのノウハウから始めて、船の縁に腰掛けた姿勢でエントリーするシッティングバックロール、立った姿勢でエントリーするジャイアントストライドや、ボートならではのエキジット方法、潜降の仕方などまでを学びます。使用するボートのタイプとダイビング環境を考えに入れて、潜水計画を立てることができるようになります。コスミックでは自社ダイビング専用ボートで気軽にボートダイビングの練習ができます。

ドリフトダイビングとは潮の流れにのって水中を移動するダイビング方法のことです。日本を含め世界中のダイビングポイントにはドリフトダイビングをメインにする場所も多く、パスやチャネルと呼ばれるリーフ（サンゴ礁）の切れ目や水道口、海底が深く落ちているドロップオフなど、ダイナミックな地形に数多く点在しています。ドリフトダイビングは体力の消耗も少なく広い水域が楽に移動できるので、普通に泳いでいたのでは見られない地形の変化や回遊魚たちに遭遇できる確率も高くなります。このコースではドリフトダイビングの注意点やエントリー＆エキジット方法、シグナル器材の使用法などのテクニックをマスターし、潮流の速いポイントでも安全に楽しめる潜り方が身に付けられます。

ダイビングスキルが向上して水中を楽しむ余裕がでてきたら、次は自分の目で見た美しい世界、そして感動の瞬間を記録として残したくなる方も多いです。このコースではカメラの基本的な使い方から撮影のテクニックまでを学べます。海洋実習では自然光とストロボ光の撮影、露出設定の方法や被写体との距離感なども身に付ける事ができるので、「ちゃんと撮ったはずなのに…」なんて失敗が少なくなります。まずは自分の撮影目的にあったカメラを選んでトライしましょう。水中写真は海中でのチャレンジ精神、陸上での感動と、２つの新しい喜びをもたらしてくれます。海通いがますます楽しみになりますよ。

オールシーズン、ダイビングを楽しむためには必需品のドライスーツ。体を濡らさず快適なダイビングが楽しめます。タンクの空気を中圧ホースでスーツ内部に取り入れ、空気の層で保温するため保温効果は抜群です。秋から春にかけて日本の海を潜る必需品として多くのダイバーに愛用されています。また最近ではインナーを替えることで一年の大半をドライスーツで楽しむというダイバーも増えています。ドライスーツを着用すると体が冷えないため疲労感も少なくなり、水中ではじっくり生物ウォッチングもできるので時間的に余裕をもって楽しめます。このコースでは着脱方法から、吸・排気バルブの操作方法、適切なエアーコントロールなどを身に付けるのでドライスーツを使いこなせるようになり、1年を通してダイビングを楽しむことができます。

水中で見たサカナの名前がわからないから調べようがない…こんな経験をお持ちではないですか？このコースでは名前が分からなくてもあの手・この手で自分なりに検索できるようになります。読めない漢字や意味のわからない漢字を辞書で引くとき、篇や各数、音訓読みなどで検索する要領です。このコースでは一般的なサカナをまずカタチに応じて分類することで、サカナをカタチから種別するコツがマスターできるようになります。この方法を用いるとサカナの名前もそれまでよりずっとスムーズに覚えることができるようになります。一般的に見ることのできるサカナと珍しいサカナの見分けがつくと一層楽しくなりますよ。

ダイビングは器材への依存度がかなり高いスポーツであるため慎重に選んで購入し、その後もベストな状態で使いたいものです。このコースは全くの初心者ダイバーからそろそろ買い替えを考えているダイバー、さらに器材のメンテナンス方法を知りたい、もっと使いやすくしたい、長持ちさせたいなど…幅広いダイバーのニーズに応えられるコースです。器材には様々なタイプがありますが、それぞれの器材を使いこなすテクニックを知っていれば、セッティングや潜降、エキジット後の片付けなどがよりスムーズにできるようになります。加えて、万一ダイビング先で器材のトラブルが発生したとしても、知識があればフレキシブルに対処することも可能になります。器材に関する知識の学習、構造の理解を通して、ダイビングの実用性を高めるのがこのコースです。

エンリッチド・エアは安全に減圧不要時間を延長することができる最新技術です。エンリッチド・エアでエンリッチド・エア用のダイブ・コンピューターを使用しマルチレベルダイビングをした場合には、空気でのダイビングに比べて時間的に余裕を持つことができます。特に水深が15ｍ～30ｍのダイビングで向いています。通常のエアーと比べると潜水時間を延ばすことが可能なため、じっくりと水中生物の観察をすることが好きなダイバーや水中写真を撮りたいダイバーには潜水時間が延長できる為、特におすすめのコースです。

振り返ればおぼろげに見える海底。不思議な魚たちの行動。闇に浮かび上がる幻想的なシーン。夜が創るファンタジックな海の表情はダイバーを魅了してやみません。ナイトダイビングとは、そんなワクワクするような夜の海を探検するダイビングです。元気な夜光性生物の脇には寝ぼけた魚の顔、自分で張った膜の中で眠るブダイ。夜になると体色を変える生き物がいるかと思えば、夜光虫は星屑のように光りだす。そして満月の夜、海底でひそかに行われるサンゴの産卵…。昼とはまたちがった海の神秘や生態に出会えるのもナイトダイビングならではの魅力です。

海中には根と呼ばれる岩が並んでいるポイントや入り組んだケーブルやトンネルなど、好奇心をかきたてられるポイントがたくさんあります。また海の中ではほんの数十メートル移動するだけで、景色や魚たちの風情ががらりと様子を変えることも度々あります。このコースではそんな海中で目標地に正確にたどり着くためのコンパスナビゲーションはもちろん、自然の目標物を確認しながら移動するナチュラル・ナビゲーション、ナビファインダーを使いこなすテクニックを学びます。水中で正確なナビゲーションができれば最短距離のコースで楽に移動できるばかりでなく、万が一水中で自分の場所がわからなくなってしまった場合でもあせらずに落ち着いた行動がとれます。ナビゲーションのテクニックが身に付くと行動範囲が大きく変わりますよ。

近年のダイビングスタイルはダイブコンピューターを使用して潜ることが必須ですが、ダイブコンピューターはどこのメーカーも同じではありません。コンピューターのデータも日々進歩しており、お持ちのコンピューターを使いこなして常に安全なダイビングを心掛けましょう。このコースではダイブコンピューターを知能別に分け、それぞれのパターンについての説明を聞きながら、ダイビングスタイルに合わせた選び方や使用方法を学びます。より安全性が高いダイブプランニングで楽しめるようになります。

水中を広範囲にわたって移動すれば、新しい発見や興味深い場面に遭遇できる確率も高まります。水中スクーターはダイバー達のそんな望みを叶えてくれる快適さ抜群の乗り物です。水中での移動も楽で、バディと宙を舞うような海中散歩も体験できます。しかもエアーの消費量は通常の半分ほどです。このコースではまず基本的な操作の方法、安全深度や行動半径、操作上の注意点、操作中の耳抜き法、そして浮力コントロールなどを学んだ後、浅場で実際にライディングを体験してみます。さらに、高度なテクニックを習得すると、回転アクロバットなどの技もこなせるようになり、その壮快感はやみつきになるほどです。安全面にはくれぐれも注意し、他のダイバーの迷惑にならずに楽しむ方法を身に付けましょう。

カリブ海の宝探し、トレジャーダイビングは有名ですが、世界各地で実際に金銀財宝が見つかった話は意外に多いもの。ダイビング中にもし何か不思議な物体や気になるような物を見つけたとしても、それが一人では持ち帰られない大きさや重さであれば残念ながらその場所を記憶にとどめ、後でもう一度確実に戻って来なければならない事になります。そんな時に役立つのがサーチ＆リカバリーです。サーチとは「捜索」、リカバリーとは「回収」を意味する言葉です。ダイビング中にナイフやコンピューター、大切なアクセサリーなどを水中に落としてしまった場合にも、このコースで身に付けたノウハウとテクニックは大いに役立ちます。水中での捜し物はなかなか難しいですが、講習で習うU字、渦巻き、円、半円などのサーチパターンを実践すれば発見確率はグッと高まります。さらにこのコースでマスターしたことは新しいポイントの発見にも応用できます。

海の中は生物が発信する数多くの音や多彩な動きにあふれています。カチカチという甲殻類が擦り合うノイズ。キューキューと呼びかけるようなイルカの声。ダイバーの体まで振動させる感動的なクジラの歌声。そして小さな巣穴からひょっこり顔を覗かせるカエルウオのかわいい動きやマンタがグングン近づいてくる迫力のシーンなど…。こうした様々な水中の音や臨場感あふれる映像を、ワイドもマクロも自由自在に写し撮り、家族や友だちと一緒に楽しめるのが水中ビデオの一番の魅力です。このコースでは陸上でのビデオの使い方から専用のハウジングにセットしての撮影法までのノウハウを学びます。ブレをなくして美しく撮影するためのテクニック、ライティングの方法など、ビデオにさわったこともないという方でも簡単に学べます。ビデオカメラの基本的な使い方から撮影のテクニックなどを身に付けられるコースです。音、色彩、感動がそのまま映像に…水中で出会ったたくさんの感動シーンをそのまま持ち帰って楽しみたいと思ったら水中ビデオが一番です。You Tubeなどにアップして多くの方に見てもらいましょう。

減圧障害のファーストエイドで酸素供給を行うことは、オープン・ウォーター・ダイバー・コースの際に「減圧症」のトピックで紹介されているので、認定ダイバーであればその情報は知っているはずです。あとはそのために必要な知識とスキルを習得していただければ自信を持って対応いただけます。早い時期にすべてのダイバーにEFRとともに習得していただきたいプログラムです。実際の酸素供給器材を使用し、酸素供給するためのマスク（ポケットマスクやリブリーザー・マスクなど）を使用したテクニックを実習します。これらはレスキューダイバーコースのいくつかのトピックと統合して身に付けることもできます。ダイビング特有のトラブルの際、ダイバーに酸素を供給する方法を習得し、自信を付けていただくことができるコースです。

回遊魚がグルグル回る水中パノラマシーンや魚たちの可愛い顔をいつまでも見ていたい…ダイバーならより長く海に潜っていたいと思った経験があるのではないでしょうか？そんな願いを叶えてくれるのがマルチレベル・ダイビングです。これは「水深が浅いところでは体内への窒素の吸収が遅い」という原理を応用して、「ダイブテーブルを使用した場合よりもダイバーが水中にいられる減圧不要時間を延ばすことができる」ように考えられたダイビング・プログラムです。この方法をとると、普通のダイブテーブルが示す潜水時間より、さらに長い時間ダイビングを楽しむことが可能になります。このコースでは、ダイブコンピューターやPADIが開発した「ザ・ホイール」を使い、マルチレベルダイビングの計画の立て方から実践までを学びます。マルチレベルをマスターすると、さらに貴重なダイブタイムを手に入れることができます。

水面を通して海中に降りそそぐ太陽光。しかし、潜る深度が増すほどその光は失われてゆきます。そんなディープ・ダイビングにはまったく別の世界に出会える魅力があります。自然光にかわるブルーの世界、水深30mの海底に沈む沈船、ウミトサカにキンギョハナダイが舞う華麗な光景、美しいハゼの仲間が生息する姿…そこには水深18ｍを超える海中でしか見ることのできない幻想的な世界が広がり、エキサイティングなポイントも数多く点在しています。このコースでは水深18m以深へのダイビングスキルを身に付けることはもちろん、ディープの魅力といつも背中合わせにある様々な注意点への対処法など、しっかりと学びますので18m以深の海を安全に潜る知識とテクニックを身に付けて楽しみましょう！

レック・ダイビングといえば、海底に沈んでいる沈船に潜るのが一般的で、そもそもレックという言葉自体「難破した物」という意味です。輸送船、戦艦、戦闘機などがダイビングポイントになっている場所はたくさんあります。また、海底に眠る船も原形をとどめドッシリと横たわっている物や船体がばらばらになっている物など様々です。このようなレックダイビングにはたくさんの楽しみがあります。たとえば船のデッキやマストについている原色のソフトコーラル、漁礁としてすみついた多種の魚たちのウォッチング、ライトの光だけが写しだすスリル満点の船内探索、夢とロマンをかきたてる歴史発掘など…目的や楽しみ方は千差万別です。

船内に潜るには堆積物を巻き上げないようなフィンワークとテクニック、またマナーも必要です。このコースでは沈船に潜る際の様々な注意点や、実際に船内にロープを張ってそれを伝いながら移動して潜る方法などのテクニックを身に付けます。沈船ダイビングの楽しみ方、テクニック、注意点、マナーなどを学ぶコースです。