おせっかいメンテナンスNo,34
おせっかいメンテナンスブログ
No.34
シリンダー編♪
これは廃棄処分するシリンダーです。
見た目だけならまだまだ使用できるのでは?
との声が聞こえてきそうですが、
見えないシリンダーブーツを脱がすと…
錆びが酷かったり、
また内側に水分混入で浸食が進んでいたり
今後、使用するには問題あり。
ということで廃棄処分になります。
ここで皆さんに
知っておいて欲しいことがあるのです。
それは、シリンダー残圧を
0近くまで使用しないこと!
を心に留めて欲しいのです。
決して、
水中から上がるまでに0というのは、
さすがに聞かないですが、
水面移動やエキジット直前に流れが出て
移動でエアーを使った等!
致し方ない場合は除き、
心がけとして
その事も加味したうえで
残圧は残す様にしてもらいたいのです。
なぜなら、シリンダーは
アルミとスチール(鉄)で出来ており、
使用後は必ず水洗いをします。
その時どうしても
シリンダーバルブ(エアー出口)に
水が溜まります。
シリンダーが0の時は吹き飛ばせず、
表だけタオル等で拭き取ることになります。
しかしながら
約10cmの管には水が溜まっているのです。
そこへ改めてエアー充填をしていくことで
シリンダー内に少しずつ水を貯めてしまい
腐食が進み、
結果、
シリンダーは廃棄処分。となるのです。
それにより使用される皆様に
錆び臭い重たらしい汚染空気を
吸わせる羽目になることにつながるのです。
業者、個人が快適にダイビングを楽しむ為にも
心当たりがある方、
そうでない方も
残圧には余裕をもって終了すること!
を心に留めて欲しいのです。
全ての安全の為にも
宜しくお願い致します。m(_ _)m